【芸工コンペ2020】提出作品一部を大公開!!

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こんにちは!芸工アプリ事務局です。
10/8に芸工コンペ2020の結果発表が行われ、多くの反響をいただきました!

提出された作品はどれも素晴らしく、審査員やアプリ運営メンバーからもっと多くの方に見てもらえるよう、表彰作品以外の作品も公開させてもらってはどうかという声が多く上がりました。

そこで、制作者に公開許可をいただいた14作品を芸工アプリで掲載させていただくことになりました!

色々なジャンルの作品が揃っています!
早速みていきましょ〜!!!

芸工コンペ2020とは?

芸工コンペ2020“現役芸工生のみ参加できる90s以内の映像コンペ”になります!
制作する作品のテーマは
「SNSでいいね、シェアしたいと思わせる、わたしが魅力を感じたものを表現する映像」

結果的に、37名の芸工生に参加していただき、23作品が提出されました!

【最優秀賞に輝いたのは…】芸工コンペ2020結果発表!!!

芸工コンペ2020 提出作品一部公開!

『タイトル』
作者名 / 学科・学年

SNSアカウント・Webサイト

コンセプト紹介

上記の欄に各作品タイトルや作者名、コンセプトが書かれています!
スクロールしてチェックしてみてください!

『Silhouette。』
はまーん / 芸情3年

Twitter:https://twitter.com/_hama_aaan
ポートフォリオサイト:https://hamaaan.myportfolio.com/

コンセプチュアルな広告兼MVとして制作しました。
SNSでシェアしたいと思えるという部分について、もしYoutube広告で流れたらちょっと気になって最後まで観そう&おしゃれでリラックスして聴ける雰囲気を目指しました。昨今はかなり広告の見る層が細分化されていると思うので、万人向けでなくあくまでこういうジャンル(Lo-fi、シネマチック、おしゃれなど)が刺さりそうな人たちを意識しました。
テーマとしては、「無個性」や「居場所」、「存在意義」を掲げて制作しました。度々人生を振り返っては沈んでしまいがちですが、そんなときに少しのドラマを、そして癒しを求めてしまう感情を表現したいというぼんやりとした気持ちで制作に望みました。少しでもこの作品に魅力を感じて貰えれば幸いです。https://youtu.be/EPRDtgiIzl8https://youtu.be/EPRDtgiIzl8

『#ぷるたのいる生活』
菅野里菜 / 画像2年 / 映像担当
谷垣茉奈 / 音響2年 / 音効担当
奥田結衣 / 画像2年 / 編集担当

動画+SNS=TikTokという発想からスマホで縦撮りにしようと決めました。短時間の動画が好まれる現代において、その短い時間内に思わず「いいね」してしまうような魅力を詰め込みたい。妖怪?妖精?小人?小さくてキモかわいい、なんとも言えないのにクスッと笑えちゃうあの幸せを感じられるものを作ろうと考えました。ただ可愛いだけじゃつまらない。どこか気持ち悪いのに愛らしい、そんな生き物がいたらいいのに。そう思いこの「ぷるた」という生き物をつくりました。線画と実写を合わせることで、ありえないという違和感を残しつつも「なんかリアル…」と思ってもらえるものを目指しました。

もしもこんな生き物がいる世界だったなら、
もしもこんな生き物を見つけてしまったなら、
SNSにあげたくなるのでは?こんな風にしちゃうのでは?

ありえないはずなのに、ありえそうな『もしも』の世界

『NAGASAKI』
ごま豆腐 / メディアデザインコース1年

私が魅力に感じている故郷「長崎」をテーマに名所や食べ物などを伝えたいと思い、制作しました。映像は全て手書きのアニメーションや静止画であり、アナログタッチにすることで温かみのある雰囲気を出し、故郷の和む空気を再現することに努めました。また、映像中に登場する少年は散策する中で、不思議な体験をすることがありますが、アニメーションならではの非現実的描写によってユーモア溢れる楽しい街であることを表現しています。
長崎は大変楽しく魅力的な街であることに加え、原爆によって多くの命が失われた街でもあります。映像後半では、少年が平和の尊さを感じているのを平和祈念像や「チリンチリンアイス」を売る老婆との交流のシーンで表現しました。
アニメーションの制作はこれが初めてで拙い部分だらけですが、愛しき故郷を精一杯アピールしています。この映像を通じて長崎に少しでも興味を持っていただきたいと思います。

『2020』
あ / 芸情2年
い / 芸情2年

遠い場所を思う夏
お洒落をして出かけたい、遠くへ遊びに行きたい、年に一度しか会う機会のない親戚や友人に会いたい… 当たり前にくると思っていたいつもの夏に思いを馳せることとなったコロナ禍2020年の夏。一回きりの儚い季節の中で日々を過ごし、思い通りにならずとも時間は淡々と過ぎていく。その中で我々は街と田舎の女の子二人をモデルとして実写の映像作品を制作した。時間の流れやインフラを対比的に見せる構成で二人の距離を想像させ、「歩く/進む」ことは抗えない社会の中で生きることを表している。
というのは建前の1つであるが、一方で「SNSでのいいね」を牛耳る存在である女子高生や女子大生に刺さる映像とはなにかという点にも重きを置いた。冒頭で述べたような夏のときめきを主軸とした上で、さらに可愛らしく懐かしい雰囲気を出すために色味やトーンを淡く整えた。音効とのタイミングや印象的な切り替えなど見飽きないよう工夫した。

『Firmo』
小坂健人 / 画像2年

Twitter:https://twitter.com/gretto_

モーショングラフィックスを作ってみたいという思いをぶつけました。自分が今できる技術とデザイン力を駆使して制作しました。コンセプトは先述の通り、「自分が作りたかったものを作る」です。いろいろな動画を見て学びつつ、目一杯できることをしました。

『Shadow Caster』
そめやみつ / 芸術工学府1年

Twitter:https://twitter.com/Mitsunobu08
Webサイト:https://someyamitsu.jimdo.com/

 夜、街灯に照らされた自分の影が大きく伸びると、その影から空間を支配しているような感覚を味わえる。この作品では、街灯とそれによってできる影の魅力を表現した。音楽(歌)を使い、テンポ感や感情の高ぶりを演出しようとした。
この作品で蛾をモチーフにしたのは『いいねをもらいたい』という人間の承認欲求を夜に虫が光に群がる習性に映す狙いがあったからだ。主人公達は賛美されるような外見ではない日陰者だ。しかし、光を浴び大きな影を落とすことで、自分の存在感を誇示し、そこに快感を感じている。人の場合でも同様で、自分の外見や個性が社会には受け入れられなくても、その姿を部分的に切り取って発信し、いいねをもらうことが出来る。
しかし、光に近づきすぎた虫は脚光を浴びたい欲求の余り負傷してしまう。それでも、虫達はしぶとく光に集い続けるのだろう。人は「飛んで火に入る夏の虫」と嘲るが、人間、特に表現者はその虫けらと変わらないのかもしれない。

『青』
だんご / 画像2年

わたしが魅力を感じたものというテーマだったので、以前竹下駅近くの橋から見た景色のことを思い出し、それを表現しようと思いました。現実に見えているものを白黒で塗り、主人公にしか見えていないものを、色をつけて塗りました。また、主人公が見ている不思議な世界を体験してもらうため、音はつけず、視覚だけに情報が集まるようにしました。

『夢十夜』
もる / 芸情4年

自分が周りにオススメしたいものって何だろうなと考えたときに思い浮かんだのが夏目漱石の「夢十夜」という小説でした。この小説は10の不思議な夢の世界を綴っている物語で、今回は第一夜を取り上げました。物語のシンプルだけど綺麗で幻想的な表現や雰囲気を映像で表したいと思い文字をメインにした映像を作りました。この映像を見て小説に興味が湧いて読んでもらえたらいいなと思います。

『koisuru』
來 / 画像3年

私が大学に入って魅力を感じたのは「恋する女の子」でした。好きな人がいる女の子はその人と会う日にいつもと違う髪飾りをつけていたり、ちょっとウキウキしていたり、そんな姿は同性から見ても可愛いものです。この作品では恋をしているときの幸福感を表現したいと思い、制作しました。ただ、恋をして可愛くなるのは女の子だけではありません。また、対象が異性とも限りません。私はバイト先で実際にゲイの方とお話しする機会がありました。その方は見た目はハンサムな男性でしたが、当時、恋をしていたそうで、私にはとても可愛く見えました。そのような経験から、主人公の性別は未設定、また恋の相手も未設定という形にしました。誰しも恋をするといつもの日常が少しだけ楽しくなるということをこの作品で表現しました。

『SHIKAKU・MARU』
奥田結衣 / 画像2年 / 映像

Twitter:https://twitter.com/Saeki33192707

中村燎平 / 音響2年 / 音効

Twitter:https://twitter.com/Ryohey1925

この作品は中村君の制作楽曲「CUBED DESIGN」に着想を得て制作したものです。今まであまり見たことのない、ピクセルアートアニメーションと実写の融合に挑戦したいと思いこの表現に至りました。
作品のコンセプトは「変化と比較」です。最初四角であったメインモチーフは他のモチーフのシーンを経て、丸いモチーフに変化していきます。時間経過における四角と丸の比較、モチーフの再提示を行うことでそれぞれのシーンを印象づけることを目指しました。SNSで最後まで投稿映像を見てもらうために重要なのは、その先の展開が予測できないこと、そしてテンポ感だと考えています。そこをふまえこの作品は、見慣れた風景でありつつも非日常に溢れるシーンを目まぐるしく場面転換させるよう意識して制作しています。1回目見たときのインパクト、2回目以降に注目されるであろう個々のシーンの作りこみにこだわっています。

『む』
角伊織 / 芸情4年

映像、音ともにプログラミングを用いて製作しました。プログラミングで製作することによって、音の波形ではなく、それぞれの音の出るタイミングで信号のやりとりができ、リアルタイムに変化させていくことができるので、音と映像が気持ちよくリンクするのではないかと考えたところが出発点でした。見方は様々だと思いますが、何か心に残るものがあれば嬉しいです。

『Sunrich』
たけ / 工業4年 / 映像

Twitter:https://twitter.com/ozanarizari
Instagram:https://www.instagram.com/ozanarizari/
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UC0fmoyclNI_myioOe4NdaVA

えさしゅん / 工業4年 / 音効

夏を象徴する花の一つにひまわりがある。
誰もが知っている花だが、一人暮らしをしていると特に、実際にひまわりを買って部屋に飾る大学生はあまりいないのではないだろうか?たった一輪のひまわりを飾ってみるだけでも、部屋を明るくし夏の爽やかさを演出してくれるに違いない。
「ひまわり」と一言で説明したが、その品種には多種多様なものが存在し、花弁がオレンジのものや黄色のもの、芯が黒いものや白いものなど、それぞれ違いがある。その中で、今回はタキイ種苗株式会社が開発・生産しているサンリッチシリーズのひまわりについて紹介した。オレンジ、パイン、バレンシア、レモン。これらは一見関連がなさそうに思えるが、実は、全てひまわりの品種に付けられた名前であり、「サンリッチ”sunrich”」とは「太陽がいっぱい」という意味を持つ。
ひまわりを見かけた際に、それがなんというひまわりなのかと考えてみるだけでも夏の楽しみが増えるかもしれない。

『How to WATCH the dance』
星野純平 / 画像3年
金子千聖 / 画像3年

制作者は二人ともダンス経験者で、「ダンスの魅力」が共通認識としてありました。そこで、私たちがダンスをみる時に、どこをみているのか、どう見えているのかを可視化することで、ダンスの経験がない人にもダンスの新たな魅力を発見して欲しいという狙いで制作を始めました。具体的に、「そろう」「外見・音楽」「緩急」「シルエット」「表情」「狂気」「練習」という7つの視点に絞り、それぞれの魅力がダイレクトに伝わる振り付け、編集を心がけました。特に、映像の枠を人の視線に見たてることで、私たちが見ている世界をよりわかりやすく表現しています。また、ただのダンス動画ではなく、ダンスの見方「How to WATCH the dance」をテーマにすることで、見ている人に新たな視点を与える新情報となり、SNSでのシェアにつながるのではないかと考えました。

『What is TRPG?』
mosh / 工業2年 / 動画

Twitter:https://twitter.com/design_mosh

華弥 /工業2年 / 絵

月夜海一颯 /音響2年 / 音楽

Twitter:https://twitter.com/eve_music_luna

現在、人との直接的な関わりが困難になり、あらゆる分野でオンライン化が進んでいる。このような状況におかれ、孤独感や不安感を覚える学生が増えているという。実際、九州大学の学生を対象にしたアンケートでは回答者の約4割が「孤独感がある」と回答したという。今回私たちの紹介する「TRPG」はそれらを解消するのに貢献する1つの手段であると考える。
「TRPG」というのはゲームの一種であり、対話を通して行われるものである。対面で行うオフライン、そして通話アプリ、チャット、インターネット上のルームを活用したオンラインの両方に対応している。詳細は動画にて説明する。会話を主とした「TRPG」というゲームを利用し、人との会話の機会を設けることで、孤独感や不安感から解放し、新しい生活様式に順応するきっかけを作れるのではないかと考え、この動画を作成し、より多くの人に「TRPG」というゲームを知ってもらおうと考えている。

おわりに

最後まで読んでいただきありがとうございました!

芸工コンペ2020は終了となりますが、これからもたくさんの作品を作って、どんどん外に発信してもらえたら嬉しいです!

参加していただいた学生の皆さん、審査をしていただいた芸工OBOG、先生の皆さん、本当にありがとうございました!

ここで、学生の方にお知らせです!
芸工アプリではKIDパス採用といった取り組みを実施しています。
KIDパス採用には芸工生に向けて、新卒、アルバイト、インターンの募集をしている様々な企業が掲載されております。まだご覧になられていない方はぜひご確認ください!

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